内視鏡検査にかかる時間を知りたい
初めて内視鏡検査を受ける際、所要時間が気になる方も多いでしょう。内視鏡検査は大掛かりなものだと思われがちですが、実際にはそれほど多くの時間はかかりません。今回は内視鏡検査にかかる時間について、胃と大腸のそれぞれお話ししていきましょう。
胃の内視鏡検査にかかる時間は10分程度
胃の検査をするのであれば、鼻または口から管を通すことになります。検査の開始時間30分前にクリニックに来院し、その検査に用いる器具や概要の説明を受けます。そして、実際に胃の中の検査を受けることになりますが、その所要時間はとくに問題がなければ、10分程度で終わるでしょう。検査結果は当日出るところもあれば、後日になるケースもあるので事前に確認しておきましょう。
大腸の内視鏡検査にかかる時間は20分程度
大腸の検査を受ける前に、下剤の服用が必要になります。下剤の効果が発揮されて落ち着くまで、おおよそ2~3時間かかります。下剤を飲むタイミングは自宅でも構いませんし、クリニックによっては到着してからでも問題ないケースもあるでしょう。いずれかのタイミングで下剤を服用し、検査の開始30分前には準備を完了しておきます。そして胃の内視鏡検査と同じく説明などを受け、実際の検査に入ります。検査そのものは、15分から20分程度で終了します。
鎮静剤の使用有無で滞在時間は異なる
身体への負担を軽減するため、内視鏡検査を受けるにあたり、鎮静剤を使用することもあります。鎮静剤を使用したのならば、検査のあとは1時間程度、クリニックの受付やリカバリールームに滞在することになるでしょう。個人差はありますが、クリニックに滞在する所要時間としては、胃の検査ならば1時間程度みておけば問題ないようです。大腸の検査は胃よりも長く、2~3時間をみてください。