内視鏡検査はどれくらいの頻度で受ければ良い?
内視鏡検査を受ける頻度は、特別に定められてはいません。ただし、おおよそ1年または3年に一度は検査を受けることが推奨されています。もっと具体的に言うのならば、胃の内視鏡検査は1年に1回、大腸の検査は3年に1回です。なぜ胃と大腸は差があるのかと言うと、癌の進行していく速度は臓器によって異なるためです。胃がんは発生してから約2年、大腸癌は発生してから約5年で進行癌に移行していくと言われています。この速度で言うのならば、胃は2年に1回、大腸は5年に1回程度で良いのでは……と思う方もいるでしょう。しかしどちらの臓器であっても、進行が早い癌も存在しています。そのため、こまめに受けることが大切になります。また、内視鏡検査によってポリープが発見された際には、その種類や数によって、毎年検査を行った方が良いとされるケースもあるようです。
途中で検査を受けるクリニックを変える場合は、どうしたらいいのか
先ほど内視鏡検査を受ける頻度についてお話をしましたが、転職や転居といった生活の変化によって、クリニックを変えなくてはいけないケースもあるでしょう。そういった際には、今通っているクリニックに相談をし、紹介状を書いてもらいましょう。紹介状は次のクリニックが決まっていない状態でも、発行してもらうことが可能です。紹介状にはとくに有効期限はありませんが、少なくとも発行されてから3ヶ月以内に次のクリニックに持って行った方が、内容が変わらずスムーズに手続きがすすみます。しかしタイミングによっては、3ヶ月以内に次のクリニックに行く予定がないケースも多々あります。その際には前回の検査結果を保管しておき、事前のカウンセリング時に提出するようにしてください。